
「サム・ライク・イット・クラシック」は、16mmフィルムで撮影された完璧な美しさとノスタルジックな雰囲気をあわせ持つ長編映画です。

撮影は7年間におよび、サーフボードの進化の過程とホットドッグの魅力を、そして、サーフィンのパイオニアたちを独自のタッチで記録しました。


南カリフォルニア、ハワイ、メキシコ、フランス、ロードアイランドで撮影されたこの映画は、楽しく、スタイリッシュで、スムーズなサーフィンを示す旅の記録でもあります。
サーフィン映画の巨匠、ブルース・ブラウン、アルバート・ホライズン、ディック・フールなどのアーカイブ・フッテージが使われているのも見どころ。
エンドレス・サマーⅡ、ステップ・イントゥ・リキッドへの出演で知られるウイングナット(ロバート・“ウィングナット”・ウィーバー)が、ナレーションをつとめています。

時代を超越したサーフィン・カルチャーの素晴らしさを訴えかける作品です。
監督:ロマン・ジュシュロ
ナレーション:ウィングナット
出演:ショーン・タリー、クロービス・ドニゼッティ、ランス・カーソン、ジョシュア・マーティン、ランディ・ラリック、タイラー・ウォーレン、JJウェッセルズ、ジョック・サザーランド、オリバー・パーカー、ブライアン・ベント、マット・チョイナッキ、ロージー・ジャファーズ、ケオキ・サギボ、ジョン・ウェイド、マイク・ブラック、ロマン・ケサダほか。
2024年フランス映画70分
監督:ロマン・ジュシロ

フランス、ラ・ロシェル近郊出身。ティーンエイジャーの頃に8フィートのマリブモデルでサーフィンを始め、ブルース・ブラウンやマクギリブレイ・フリーマンの映画でランス・カーソン、デビッド・ヌーヒワ、フィル・エドワーズのようなサーファーを知る。60年代のロングボードの黄金時代に魅了され、伝統的なヘビーシングルフィンロングボードで、、優雅で流れるようなスタイルを好むようになった。地元のサーフスポットは波が高くなく、ロングボードに理想的なロングポイントブレイクやリーフブレイクが立つ場所だったため、ホットドギングへ興味を持つようになった。
1990年代後半になると、カメラを購入し、親しい友人たちとサーフィン、スキムボード、スケートボードのシーケンスを撮影し始めた。1970年代の古いニコンカメラをいくつかと、35mmフィルムをたくさん買い込み、冷蔵庫に保管した。21歳の時、カメラとともに世界を旅し、サーフィンと写真を人生の目的に据えることに決めた。
2011年、コーンウォールに住んでいた彼は、サーフドキュメンタリー「Behind The Tide」の製作に着手する。この作品では、サーフィンへの情熱を通じて生計を立てているクリエイティブな人々、例えばシェイパー、写真家、アーティストに光を当てた。
2015年、ボレックスH16カメラといくつかのレンズを購入し、 16mmの映画を作りたいという長年の夢がついに実現することになった。このカメラは、1960年代にブラウン、マクギルヴレイ、フリーマンが使用していたもので、クロビス・ドニゼッティとジョー・デイビスと共にビアリッツで撮影を始めた。
50年代と60年代に魅了されたロマンは、その時代のボードデザインに興味を持ち、「ホットドギング」の起源についてのドキュメンタリー映画を制作することに決めた。彼はそれを「Some Like It Classic」と名付け、若い頃に見た映画「Some Like It Wet」のオマージュとして、古いボードのデザインと組み合わせた。
2019年、映画のためにランスが作った1950年代後半のピッグモデルを受け取りにカリフォルニアへ行き、地元の優れたホットドガーたちに出会うことになる。コロナの始まりから2年後、ロマンは60年代のサーファーでジョック・サザーランドとランディ・ラリックの友人であるジョン・ウェイドからメッセージを受け取り、彼らの物語を共有するためにププケアに招待された。
7年間で7,000フィート以上のフィルムが撮影され、ロバート・ウィングナット・ウィーバーなどによってナレーションされた70分のエンターテイメント映画として完成することになった。
「サム・ライク・イット・クラシック」は自主上映で上映していく作品です。