
Blue.105号は、Because We are Surfers「僕なりのアクション」と題し、3月10日に発売されている。

海岸浸食、海洋汚染、進む子どもの海離れ……。海で過ごし、サーフィンをしていると、ふと「なんだかおかしいな」と思うときがある。自然や社会のSOSを身近に感じている私たちサーファーは、海から豊かさと同時に学びを享受している。だからこそ、そこで得た気づきを日々の生活・仕事に持ち帰ることで、さまざまなアクションにつながると思う。
たとえば、全国各地で行われているビーチクリーンなどが良い例だろう。
最初は小さな、小さな火種から生まれたものだ。
何かにチャレンジすること。
それは簡単なことではないし、強い信念や勇気がいる。でも、いま荒波をくぐり抜け、あたらしい当たり前を生み出すために奮起するサーファーたちがたくさんいる。あらたな価値をもたらすプロダクト、アートやクラフト、農、食、旅など、アプローチの仕方は異なるが、「海へ恩返しをしたい」「より良い世の中にしたい」という気持ちは皆同じだろう。


今回の特集は、気づけば広がりを見せていたアクションの好例が紹介されていて、自分なりに海を愛し、小さなゴミを拾ったり、手を差し伸べてくれる仲間や家族に心から「ありがとう」を伝えることだって、立派なアクション。
自分らしくあればいいし、その大小も関係ない。
大切なのは、うねりが伝わるように、未来のためにわずかながらでも献身したいと望む、その意志が伝わることだと思う。一歩を踏み出そうとするみんなの背中を押す、サーファーたちのストーリーが読める。
明るい未来に向けて、自分なりにアクションを起こそう。


巻頭グラビアには、私もインスタをフォローしているフォトグラファー、モーガン・マーセンが登場。インスタグラムのフォロワー数が30万人に迫るフォトグラファー/フィルムメーカーによるサーフフォトが紹介されている。是非、彼のアートに触れて欲しい。
Blue.105
Now on sale.
¥1,250(+TAX)