WSL(ワールドサーフリーグ)公認の「The Open Surfing Miyazaki Series」が23日に宮崎県日向市お倉ヶ浜で開幕。

第1弾となる「WSL The Open Surfing 日向プロジュニア」初日は、男子プロジュニアのラウンド32までと女子プロジュニアのクオーターファイナルまでが行われ、地元選手の活躍や若きスター候補のパフォーマンスにビーチは熱気に包まれた。
男子は序盤から高得点が飛び出した。
ラウンド40のヒート1では、米山すばるがいきなり8.17のエクセレントライドを決め、計13.00で1位通過。ハイレベルな争いの幕開けを告げた。
さらにヒート4では、地元・宮崎出身の宮原雷斗が安定感あるライディングで6点台を2本そろえ、計13.40で堂々のラウンドアップ。観客の拍手が地元ヒーローを後押しした。
ラウンド32に進むと、舞台を支配したのは渡邉壱孔だった。

6月のクルイ・プロ・ジュニアを制した若武者は、ヒート1でスピードと切れ味あるターンを連発。この日ベストの計14.84を叩き出し、貫録のライディングでクオーターファイナルへ駒を進めた。同ヒートでは足立海世も勝ち上がり、さらにクルイ・プロ・ジュニア準優勝の長沢侑磨ら有力選手も順当に突破。最終日へ向けて役者がそろいつつある。
一方の女子は、9月の「Midas Capital Omaezaki Pro Junior」を制した佐藤李がヒート1で力強いスタート。

落ち着いた運びで1位通過を決め、優勝候補として存在感を示した。御前崎で佐藤に敗れた松野杏莉や鈴木莉珠もそろって勝ち上がり、リベンジの舞台は整った。ライバル同士の再戦に注目が集まる。

大会最終日となる24日のファーストコールは午前7時30分。
お倉ヶ浜を揺らす歓声とともに、新たなスターが誕生する瞬間が待っている。

The Open Surfing Miyazaki Series イベント概要
本大会は、「A WAY TO THE WORLD ~日本の出口は、世界への入り口~」を理念に掲げ、日本人サーフアスリートが世界に挑戦するためのステップアップの舞台を提供するとともに、宮崎県が持つ豊かな自然と文化を国内外に発信する国際的なイベントです。
■主な出場選手
男子QSには、2024年のチャレンジャーシリーズ(CS)に参戦した大音凛太をはじめ、昨年の宮崎プロを制した鈴木仁、5月のMidas Captital Omaezaki Pro2025を優勝した小林桂らが参戦。加えて、足立海世、渡邉壱孔、長沢侑磨、岡野漣ら次世代を担う有望株も名を連ね、激戦必至の舞台が予想されます。なお、足立、渡邉、長沢、岡野はプロジュニアにもエントリーしていて、ハイレベルな戦いが期待されます。
女子QSでは、パリ五輪で9位に入った松田詩野がエントリー。また、宮崎出身の芳田花瑚が地元ファンの前でどんなライディングをするのか注目が集まります。プロジュニアは、昨年の「IBK Miyazaki Pro Junior」で2位に健闘した松野杏莉出場予定で、雪辱を果たす走りを披露できるか大きな注目が寄せられています。
【大会①】
大会名:WSL The Open Surfing 日向プロジュニア
日程:2024年9月23日(火・祝)~9月24日(水)
会場:宮崎県日向市お倉ヶ浜
参加数:MEN64名/WOMEN16名
【大会②】
大会名:WSL QS2,000 The Open Surfing 宮崎プロ
日程:2025年9月26日(金)~9月28日(日)
会場:宮崎県宮崎市木崎浜
参加数:MEN96名/WOMEN24名
【大会構成】
公認:WORLD SURF LEAGUE APAC
主催:The Open Surfing Miyazaki Series実行委員会
主管:一般社団法人 Surfing Japan International
協賛:米良電機産業株式会社 他
特別後援:公益財団法人 宮崎県観光協会
後援:宮崎県、日向市、宮崎市、日向市教育委員会、宮崎市教育委員会、日向商工会議所、宮崎商工会議所、(公社)宮崎市観光会、(一社)日向市観光協会、MRT宮崎放送、UMKテレビ宮崎 *予定
特別協力:株式会社ソラシドエア協力:宮崎県サーフィン連盟、サーフカルチャー宮崎、日向市サーフィン連盟 、日向市サーフィン業組合、(一社)宮崎サーフメディカルチーム