
「ヴェンチェラにサーフタウンの理想を見る」と題し、Blue.は発売される。

南カリフォルニアなのに落ち着いていて、喧騒もなく穏やかなヴェンチュラ・カウンティには、控えめという言葉がしっくりくる。
パタゴニアの発祥地であり、ダン・マロイやデーン・レイノルズのホームであり、キャンベル兄弟により”ボンザー”が生まれたオックスナードもヴェンチュラ・カウンティだ。
サーファーたちは伝統的に質実剛健で、プロサーファーと張り合えるコアなサーファーも少なくない。ヒップスターを気どったり、自分をショーオフする者は必然的に淘汰される。そんなヴェンチュラに、なぜか近年多くのサーファーが移住している。

波がいい、人がいい、バイブがいい、と移住の理由はそれぞれ。新しくクリエイティブなインスピレーションを持ち込んだ彼らと、ここに古くから根を下ろしているサーファーとがいい塩梅に混じりあって、いまサーフコミュニティが面白いことになってきている。
レジェンドからプロフェッショナル、さまざまな分野のクラフツマンやクリエイター、ファーマーたち。その多くがサーファーで、出会った彼らが示してくれた謙虚さと誠実さは、とても心地よいものだった。

土地の空気、いわゆるバイブは人が作るもの。そしてまたその空気は人にも伝播する。今のヴェンチュラ・カウンティには、それがあるのだ。 そんなヴェンチェラ・カウンティにフォーカスした今号、これを読んでからヴンチェラにトリップしてみよう。
そして、なみある?的に注目記事は、「表現者として歩みつづけるために」と題して、フリーサーファー小林直海とオッシュマンズの取り組みを紹介したページ。

その他、2025年の秋冬ウェットスーツ&ギア紹介やショップオーナーたちの旅モノ選びなど、読んでためになる記事が満載!
2025年9月10日発売 ¥1,250(税別)