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サーフィン愛から生まれる、ミーイシイの型にはまらない自由な創作への想い

2024 9/20
インタビュー
2024年9月6日2024年9月20日

サーファーなら一度は見たことがある、ミーイシイさんの絵。ポップで抽象的な作品の数々は、一度目にすると忘れられず、見る人をハッピーにしてくれます。サーフィン業界でも圧倒的な認知度を誇るイラストを数多く手掛けていますが、ミーイシイさん自身は滅多に表舞台に立たないため、作品は知っていてもご本人については知らない方も多いかもしれません。今回は特別になみある?のインタビューに応じていただき、ミーイシイさんの作品に対する考え方や、他では聞けない貴重なお話を伺いました。

なみある?オフィスにお越しいただきました!
目次

アーティストでも画家でもない、私は「Pintor」

自分に肩書きをつけるとしたら?

肩書きをつけるのはあまり好きではないですが、自分を紹介する時は「Pintor」という言葉を使っています。Pintor(ピントール)とはスペイン語で、画家・絵描き・ペンキ屋という意味です。スペイン語では、ピカソもペンキ屋もシャッターに絵を描いている人も、まとめて「Pintor」と呼ばれます。つまり、いわゆる「塗る人」として使われているんです。私は自分をアーティストだとも、作品を芸術だとも思っていません。単にいろんなものに塗ったり描いたりする人なんです。日本語にはしっくりくる言葉がないし、英語の「Painter」も少し違う。だから、スペイン語の「Pintor」が一番しっくりきているんです。今日着てきたTシャツも「Pintor」とプリントされたオリジナルのものです。

Pintorとプリントされた白Tシャツ

「描こう」と思って描いていない

子供がいたずら書きをする時って、「いたずら書きをしよう」と思って書いているわけじゃないですよね。鉛筆やクレヨンがあったから、思うがままに書いているだけ。私の絵もそんな感覚に近いです。描こうと思っているわけではなく、子供の頃から絵ばかり描いていました。美術系の高校に進学したのは良かったのですが、デッサンや油絵の授業には全然やる気がなくて、スケートボードやサーフィンばかりしていた怠け者でした。高校を卒業してバイト生活をしていた時に、当時の先輩から「あっという間に人生は終わってしまうから、やりたいことをやりなさいよ」と言われ、その次の日には絵を描き始めました。いつの間にかこれが仕事になったわけですが、あんまり自分では仕事と思っていなくて、子供の頃の延長線のような感覚です。

サーフィンが好きだから、サーフィンの絵を描くだけ

「ポリシーは自分の手で描くこと」

コンピューターの仕事はやらないようにしています。印刷物は引き受けますが、自分の作品は自分の手で描くことを大切にしています。自分で塗ったり描いたり、重さを感じたりと「手作業感」をモットーにしているので、いわゆる「電気」がないと書けないものはやりません。スマートフォンも持っておらず、今でもガラケーを使っています。それくらいアナログな人間なんです。だから、なみある?の波情報も見れていません(笑)

日本固有のものを大切にしたい

葛飾北斎の『神奈川沖浪裏』は、今ではインバウンド効果もあり認められていますが、ああいう日本らしい芸術がどんどん薄れてきていることに危機感を感じています。日本古来のものや考え方が、どんどん外国に影響されて失われてきています。もっと日本の土着的なものを大事にしたいという思いで絵を描いています。「日本のものがいい」「アメリカのものがいい」と区別して順位をつけるのではなく、それぞれを尊重し、大切に守りたいと思っています。「私はAと感じるけど、あなたはBと感じることもある。そういう感じ方もあるよね」と個々を尊重すれば戦争は起きません。優劣をつけるから争いが起こるんじゃないかなと思っています。

最近は静岡県のお茶メーカーとコラボして、オリジナルのティーパックのお茶の販売を手掛けています。特に若い人の間で、急須できちんとお茶を淹れることが少なくなってきています。お茶といえば、150円のペットボトル。一杯一杯丁寧に淹れたお茶の美味しさは格別です。若い人にも受け入れてもらえるような、日本に旅行に来た外国人が思わず手に取ってしまうようなパッケージデザインで、いわゆるお茶離れを防ぎたいと思っています。

浮世絵のインスピレーションも入ったお茶のパッケージ

“サーフアート”ではない、ただサーフィンが好きなだけ

たまたま自分がサーフィンが好きで、ずっと続けているから、サーフィンに関する絵を描くことが多いだけなんです。それが「サーフアート」と呼ばれることに少し違和感を感じます。サーフィンの絵ではなく、花火大会のポスター用の絵を描けば、桁が二つくらい変わったりします。それでもサーフィンの絵をずっと描いているのはお金目的でやっているのではなく、自分がサーフィンが好きだからです。サーフィンの絵を描く頻度が多いだけで、それが「サーフアート」とカテゴライズされるのはちょっと違うなと思っています。

大好きなサーフィンの絵を描き続けるミーさん。

良い波も悪い波も本来はないはず

「サーフィンと同じように、絵を見て心が軽くなってほしい」

捨てられてしまう段ボールを再利用して、そこに絵を描けば、捨てられずに少しの間は残っていくかもしれません。そんな意味を込めて、段ボールを使って熊手を作りました。熊手は幸運を掻き集める縁起物として知られています。だからポジティブで前向きな要素だけを詰め込んでいます。私の絵は基本的にネガティブな人やものは入れません。人も生き物もみんな笑っています。泣いているものはその理由が分かるように描いています。絵で作品のストーリーが分かるようにしているところがこだわりです。私の絵に対するポリシーが、サーフィンにも通じる部分があるから、この業界に受け入れられているのかなと感じる時があります。「嫌なことがあった時、海に入ればスッと心が浄化される」サーファーなら誰でもそんな感覚を体感したことがあると思います。私の絵でも同じように感じてもらえたらと思い、絵を描き続けています。

商売繁盛や大笑など前向きな言葉が散りばめられている

「全ての波が100点」

世の中には「良い波」や「悪い波」はないと思っています。どんな波でも、サーフィンができればそれで100点。ダンパーだったとしても、気心知れた友達と久々に行った海だとしたら、それはもう最高ですよね。特別な波、例えばチューブとかもあると思いますけど、そこに優劣はない。なみある?の波情報も、低い点数ばかりつけるのではなく、「梅雨明けの今日は300点」「毎日サーフィンに行く人には-5点だけど、今週仕事頑張ったあなたにとっては100点」とか、そういう点数の付け方もいいと思いますよ(笑)

ピースフルなミーさんの考え方は
作品に表れている。
インタビュー
サーファーをHAPPYにする自由なアートへの想い。ミーイシイ独占インタビュー。

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「人」「食べること」が大好きなアラサーです!趣味は野球観戦とアイドルの推し活です。

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