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プロサーファーと花屋の二刀流!松野陽斗が語る自然に寄り添う生き方。

2025 2/12
インタビュー
2024年12月9日2025年2月12日

今回お話をお伺いしたのは、プロサーファーと花屋「松野緑店」の店主という二つの顔を持つ茅ヶ崎出身の松野陽斗(まつのあきと)さん。サーフィンと花という、一見交わらないように思えるこの二つの分野を自分らしく楽しみ、湘南を拠点に活動中です。自然と寄り添う考え方を大切にしながら、地域の人々に「暮らしを豊かにする楽しさ」を届ける松野さんに、その背景やそれぞれに対する思い、主催するキッズ向けのサーフィンイベントについて、そして今後の夢を語っていただきました。

目次

きっかけは遠征費を稼ぐために始めたアルバイト。

ーサーフィンは何歳から始めましたか?
父や兄の影響で、5歳くらいから始めました。小さい頃は海が怖かったので、大会に出始めたのは中学生の時です。特に入りたい部活がなかったこともあり、「それならサーフィンをやろう」と本格的に練習を始めました。ショートボードのプロになったのは22歳の時で、ちょうど大学卒業のタイミングでライセンスを取得し、プロに転向しました。現在は試合に出ておらず、スポンサーから提供いただいたサーフボードをSNSで紹介することが主な活動になっています。

ー花と出会ったきっかけは?
遠征費のためのアルバイト先を探していた時、たまたま近所のスーパーに、花屋の短期アルバイト募集のチラシが貼ってあるのを見つけました。当時、生活の中心はサーフィンだったので、特に花屋に興味があったわけではないのですが、すぐに応募して正月の短期スタッフとして働きました。花の名前や扱い方も全く知らない状態からのスタートでしたが、その後も母の日など忙しい時期にスポットで手伝うようになり、次第に花の魅力に惹かれるようになりました。小さい頃から海よりも山で遊ぶ方が好きで、野山を駆け回ったり虫を触ったりしていたので、花屋という仕事は自分に合っていたのかもしれません。

ー独立しようと思ったのはなぜ?
タイミングが重なったことが大きかったです。8年間プロとして試合に出ていましたが、コロナの影響でJPSAのツアーがなくなり、このまま試合に出続けることや自分の将来について、ゆっくりと考える時間を作りました。結果的にそうした時間を持てたことがきっかけとなり、独立という大きな一歩を決断することができました。
独立で大変なことは何一つなかったです。重労働で朝も早いし、生活も不規則なので、人によっては大変と感じることもあると思うのですが、僕の場合は好きでやっていたので、大変だとかつらいとかネガティブな感情は全くなかったです。

暮らしに調和する花が好き。

ー松野緑店(まつのりょくてん)という名前の由来は?
花を引き立てる緑の存在がすごく好きなんです。花にフォーカスが当たりがちだと思いますが、緑のようにひっそりと周りを引き立たせる存在もあるという意味で、この名前をつけました。

ー作品作りで大切にしていることは?
花束を作る際、全体的なバランス感を特に大切にしています。「主役となる花/引き立てる花」という区別をせず、どの花にもスポットライトが当たるように意識しています。華やかな雰囲気よりも、暮らしに馴染むナチュラルな草花が好きなので、主張しなくても、そこにあるだけで空間を癒してくれるような花材を選ぶようにしています。グラデーションを意識して緑を取り入れ、色数を抑えながら調和を取りつつ、生活空間に溶け込む花を提供していきたいと思っています。

ー「地元便」を始めた理由は?
※地元便:茅ヶ崎・辻堂エリアを対象に、1回2,000円で季節の花束を届ける宅配サービス
松野緑店をOPENした際に、満を持して東京の代官山でPOP UPを開催しましたが、想像していたよりも東京での集客は難しいと実感しました。その経験から、まずは自分が生まれ育った場所である茅ヶ崎を中心に少しずつ広げていこうと決めました。手に取りやすい価格で、その時に一番良い状態で仕入れられる季節の花を届けたいという思いでまずは知り合いを中心にスタートし、だんだん回るお家も増えてきました。普通の花屋さんではなかなか扱わない花材を取り扱うこともあり、新しい花の魅力を発見してもらうきっかけになればと思っています。

ーサーフィンと花の共通している点は?
どちらも「自分を主張しすぎない」というところです。
花束を作る際、「この花はここ!」と無理に配置を決めるのではなく、花が自然に向きたい方向に合わせて寄り添うくらいの感覚が心地いいと感じます。ちょうど花屋を始めた頃にツインフィンのボードに乗り始めたのですが、それも自分が波に対してガツガツと動くのではなく、波に寄り添いながらサーフィンを楽しむための板です。花もサーフィンも、自然の流れに寄り添うという点が共通していると思います。
またどちらも、気持ちが高揚している時よりも、少しスンと落ち着かせた時の方が、いい仕事ができると感じています。テンションを一段階下げ、自分の意思を押し出しすぎないことで、より自然に向き合うことができるのではないかと思います。

プロサーファーとキッズが交わるイベントに。

ー「イエローピーナッツ」はどのような経緯で立ち上げたのでしょうか?
「イエローピーナッツ」は、毎年茅ヶ崎で開催する、子どもとプロサーファーの交流を目的としたイベントで、幼馴染のプロサーファーである久米大志と共に立ち上げました。イベントを開催しようと思った背景は二つありました。一つ目はサーフィンがオリンピック種目になったことで、サーフィン人口は増えたものの、競技志向が強くなったことです。親の方が熱心にサーフィンをやらせたいという思いが強くなり、肝心の子どもたちが純粋にサーフィンを楽しめているのか疑問に思うことがありました。二つ目は海でのコミュニケーションが減っている現状があったからです。僕が子供の頃は、海に行くとプロサーファーが「お前、いいライディングだったな!」と声をかけてくれたり、トリップに連れて行ってくれたり、自然とたわいもない会話や交流が生まれる環境でした。しかし、今はそうした機会が少なくなっていると感じており、「じゃあ自分たちで作ろう」と思い立ってから約1ヶ月で初回を実施しました。

ーイベントで意識していることは?
プロサーファーとキッズがチームを組んでチーム対抗戦を行うのですが、サーフィンだけでなく、綱引きなどの陸上種目も取り入れた運動会のようなイベントにしています。単にサーフィンを楽しむだけでは「プロサーファーかっこいいな」で終わってしまうので、より深いコミュニケーションや人間性を感じてもらえるような工夫をしました。年齢や男女比、サーフィンのスキルなどを考慮してチーム編成を行い、バランスを取るようにしています。「イエローピーナッツ」がきっかけで、僕たちの知らないところでもプロサーファーと子供たちの交流が確実に増えており、こうした関係やつながりを、今の子供たちにも引き継いでいってほしいと思っています。競技志向でサーフィンをするのも素晴らしいですが、競技にこだわらず、フリーサーフィンを楽しんだり、趣味として続けたりと、どんな道に進んでも「サーフィンは楽しいもの」という原点を共有してほしいと願っています。僕も久米も本業があるため、年に1回の開催となりますが、無理のない範囲でこれからも継続していけたらと思っています。

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今まで花に興味がなかった人に届けたい。

ー今後の夢・目標は?
自分が理想とする空間や、花の魅力を直接伝えられる場として、実店舗を持つことが目標です。サーフィンと花は世間一般的にはあまり交わらないものだと思われがちですが、僕にとってはどちらも「暮らしを豊かにするもの」だと感じています。まずは自分のホームポイントである湘南エリアの人たちに、この二つの魅力を伝えていきたいです。サーファーの中には、これまで花を贈ったことがないという人も多いようで、「陽斗に全部任せるよ」といった連絡をもらうこともよくあります。そういった花に無頓着な方々にも寄り添いながら、生活を彩るお手伝いができればと思っています。

ー最後にサーフィンとは?
サーフィンは「歯を磨く」や「お風呂に入る」と同じくらい、自分の生活に溶け込んでいるものです。波があれば海に行くのが当たり前の感覚で、生活のサイクルの一部だと思っています。

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インタビュー
プロサーファーが花屋に転身!松野陽斗インタビュー

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