S.LEAGUE LONGBOARD #3 ALL JAPAN CLIO MANSION CHIGASAKI LONGBOARD PRO DAY2~FINALDAY。

波の心配があったS.LEAGUEロングボード第3戦は、DAY2も台風19号からのウネリがなんとか届き、ヒザ〜モモsetコシくらいのサイズとなり、ファイナルデーはヒザ〜モモの小ぶりなサイズとなったが、ファイナルまで持ち堪えてくれた。
今回はS.ONEとS.TWOの開催となり、S.ONEのベテラン勢とS.TWOの若手が激突する見応えのあるヒートの連続となった。
特にブレイクしたのが、地元が茅ヶ崎でローカルシードで出場した、内田鈴音(ウチダリオン)。今年13歳の中学1年生。この試合でプロ公認資格も取得しセミファイナルで田岡なつみを破りファイナル進出を果たした!
ファイナルでも9.43のハイエストを出し、もう少しで吉川広夏をも撃破する勢いだった。
また、セミファイナルで吉川に破れはしたが、このところ絶好調な山口晴菜もブレイク。今年15歳の中学生。
メンズもセミファイナルへ進出した、長谷川蓮も13歳の中学生。なんと内田と長谷川は生年月日が同じという偶然。
いろいろ話題豊富な第3戦となった。
DY2は順調にヒートを消化し、ファイナルデーに繋ぐ。
ファイナルデーは、南海上に低気圧が発生したり、台風19号が思ったより移動せず東海上にあったおかげで、なんとかウネリが残り、満潮時付近からヒートをスタートすることに。
メンズのセミファイナルヒート1では、瀬筒雄太と浜瀬海のマンオンマン。

ここでは、浜瀬がセオリー通りのハングファイブからハングテンそしてリエントリーのコンビネイションを連発し、9.33と8.83のエクセレントを連発して、6.77を2本揃えた瀬筒を圧倒してファイナルで駒を進めた。

ヒート2では櫻井凰太と長谷川蓮の若手対決。ここは先輩の櫻井が意地を見せ長谷川を破った。

続いてウィメンズのセミファイナルヒート1では、吉川広夏と山口晴菜のヒート。吉川はベルズビーチ(AUS)での大会を終えて茅ヶ崎入り。波をなかなか見つけられずに苦労したといっていたが、絶好調で波に乗る山口を抑えてファイナルへ進んだ。



ヒート2は田岡なつみと内田鈴音。田岡は着実にポイントを重ねヒートをコントロールするが、内田が8.67を出して差を詰めると7.83も出してトップに出る。追う田岡は6点台のライドは連発するが、ニードは8.83を届かずラストライドへ。ヒート終了間際に乗り、コール待ちとなる。ポイントは7.67と届かず内田のファイナル進出が決まった。なんとローカルシードから勝ち上がりプロ公認を獲得しファイナルへ。



メンズのファイナルは、浜瀬海と櫻井凰太。
王者、浜瀬と若手の櫻井ヒートで、皆期待したファイナルとなったが、浜瀬はここでギアを上げてきて、9.60と9.80のエクセレントを2本まとめて、櫻井をコンビネーションへ追い詰め、完璧な勝ち方で優勝を決めた。



そして、今大会の最終ヒート、ウィメンズのファイナルへ。
ファイナリストは、吉川広夏と内田鈴音。互いに1本目は様子見の感じだが、2本目に吉川が6.00を出すと、内田も3本目に6.43で追いつくが、吉川がすかさず6.83で巻き返す。その後は吉川が9.17を出して突き放すが、なんと内田が9.43のエクセレントで逆転。しかし、吉川がバックアップを8.33と伸ばし、その後内田はバックアップを伸ばせずヒート終了となった。




茅ヶ崎はギャラリーも多く、それに応えるように選手もグッドライディングを連発し、観客も盛り上がりを見せ、明和地所による豪華賞品が当たる抽選会もあり楽しい大会となった。


大勢のギャラリーも参加したビーチクリーン