
東京サーフサイド

サーファーにとって東京とはどんな場所だろう?
サーフィンをするために行くエリアではないことは確かだ(島は別)。
一方で、じつは全国でもトップクラスでサーファーが多い地域でもある。
湘南、千葉、茨城、静岡などへのアクセスもよく、羽田空港もあるから地方や海外へトリップするにも好立地だ。
でも、そんな好条件を並べても「サーフィンのために東京に住んでいます!」というサーファーは少ないだろう。もともと東京に縁やゆかりがあったり、仕事を頑張っていたりと、サーフィン以外に住む理由がある、というのが大半の答えだろう。
たとえ海がなくともここは愛するホームという人は多い。当たり前だけど、東京における“サーフィンは大好き。でもそれだけじゃない”という感覚はけっこう深いのだろう。なおかつそれは他のカルチャーにも通底していて、多様な文化が垣根を越えて無限に交流を重ね、カオスを生み、言葉では言い表せないおもしろさの原動力となってきたことは確か。
自然相手の文化でありながら、ストリートやアートと交わる舞台としても輝いてきたと思う。実際、海外からやってくる多くのサーファーやアーティストが「東京へ行きたい」と口にする。ここにしかないバイブスを感じているから。Blue.初の東京特集。
サーファーにとって東京とは? 出会う答えはバラバラだろう。それもらしさだ。サーファーだからね。

その他コンテンツ
東京サーファー物語 1970-1980s / 私のドライブ&ミュージック / 先駆者の軌跡 – THE SURF – / 島に生きる/ カルチャーと出会う舞台 / 私の東京観 TOKYO SURFERS / TOKYO SHOPS / アートとサーフィンの蜜月
フィッシュフライ ジャパン2025の模様もレポート。

9月に来日していた、オッキーの記事もあります。田原で一緒でしたが、普通のお父さんでした(笑)

私的には、今号の一番推しは、DANE PETERSONの記事。
まだ10代で悪ガキだった頃のデーン。アンダーソンサーフボードのサポートを受けながらマリブでは有名だった。ウェットスーツをサポートして欲しいと良く連絡をしてきたなぁ。そんなデーンも45歳。一時期は写真家として活動していたが、現在シェーパーとしても活躍している姿を見て嬉しく思う。そんなデーンが今、何を思い、活動しているのか、とても興味深い。

今号は特別付録として、Ron Herman コラボカレンダー2026がついています。
Blue.108
2025年11月10日発売 ¥1,350(税抜)



